竹富島の聖地、28の御嶽について

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竹富島は過去来、自然の厳しさ、とくに水の恩恵に預かることの少ない島でした。
その竹富島に暮らす人々は生活面で、多くの辛酸をなめてきたことは間違いありません。

かつて、稲を作るための田んぼを水の豊富な西表島に持ち、手入れのために海を渡る必要がありました。
また、現在でも竹富島には高校が無いため、義務教育が終わると島を出ることを余儀なくされています。
そんな若者も竹富島の祭祀儀礼で島に戻った際には、島の伝統に従い、古くから伝わる御嶽を大切にしています。

竹富島にある28の御嶽。ガイドブック等では「うたき」と紹介するものもありますが、竹富島の人々は「オン」と呼び拝しています。

また、成り立ちもさまざまで、村レベルで作られたものや、血族集団レベル、個人レベルのものとあるものの、島ではそれら全ては公的なものとして考えられています。

①波座間御嶽
②仲筋御嶽
③幸本御嶽
④久間原御嶽
⑤花城御嶽
⑥波利若御嶽
⑦国仲根所
⑧西塘御嶽
⑨清明御嶽
⑩東パイザーシ御嶽
⑪美崎御嶽
⑫東美崎御嶽
⑬西美崎御嶽
⑭親泊御嶽
⑮肝合掌御嶽
⑯島布御嶽
⑰宇根御嶽
⑱世持御嶽
⑲皆治御嶽
⑳アールマイ御嶽
㉑牛ヌ御嶽
㉒真知御嶽
㉓埴山御嶽
㉔シユウラムイ御嶽
㉕白金御嶽
㉖ニーラン御嶽
㉗ニーウスイ御嶽
㉘ブサシ御嶽

1から6は竹富島の主要な御嶽で、島の人々に「ムーヤマ」(六山、六嶽)とも呼ばれています。

7は沖縄本島の首里の園比屋武御嶽の分祀拝所で、8は7をもたらした西塘を祀っています。

9、10は島造りについての、11から17は海、旅、造船、船頭などにまつわる拝所となっています。

18は村の火の神を祀ったもので、諸々の神が集う場所にもなっています。

19は鍛冶の神、20は火の神と動物、21は牛馬にまつわる拝所です。

22はマートの大者、23は病魔祓い、24は子孫繁栄、25は築城にまつわる拝所、26、27は作物の種子をもたらしたニーラン神迎えにかかわる拝所、28は仲筋御嶽の元地としての意味があります。