この記事の中身は・・・
ピカリャ~を地元紙の記事で発見し、感極まる
竹富島旅行から帰宅しすでに久しい。
あの暑かった日々が幻だったかのような、寒い日々を送っているさなか、たまーに知人にもらう夕刊の記事にピカリャ~を発見!
しかし、ピカリャ~も気になるが、記事タイトルの「よるキャラリーグ」の「よるキャラ」って何のことなんでしょうか。
ピカリャ~そっちのけで、調べてみました。
よるキャラは「夜が似合うゆるキャラ」の事だった
ゆるキャラは、ひこにゃんにはじまり、くまもん、ふなっしーと、大人気のキャラはイベントがあるだけで、その施設に訪れるお客さんが何倍にもなるとか。
そんなゆるキャラブームも冷めやらぬ中、よるキャラという言葉を目にし、はじめは誤植を疑いつつも、タイトルだけでなく記事の中にもしっかりと「よるキャラ」とあって、これは新たなキーワードだということがわかりました。
ピカリャ~の記事をよく見ると、よるキャラリーグ⑦とあり、この記事はシリーズの⑦番目であることがわかります。
つまり、バックナンバーをたどれば由来がわかるかも、と図書館へひとっ飛び。
ありました、ありました。シリーズ①にその由来が。
「ゆるキャラの中でも、夜間に活躍するイメージのキャラを”よるキャラ”と名づけ、紹介する」
なるほど、納得。
これからは「よるキャラ」の時代がクルかもしれません。
ちなみに、ネットでよるキャラを検索しても、ほとんど見当たりません。
まだまだ、新しいキーワードのようです。
静岡新聞で連載されている、というのをやっと見つけたくらいで、私の住まいは静岡ではないので、少なくとも2地域以上の地方紙でひっそりと共用記事として連載されているようです。
もし静岡以外でゆるキャラリーグの記事を見られた方がいらっしゃいましたら、教えて下さい!
ピカリャ~以外の「よるキャラ」たち
ここで、あえて脱線して、これまでのよるキャラたちをご紹介。
①東京両国 ジロキッズ
②函館市 イカール星人
③大丸松坂屋 よざくらパンダ
④金沢市片町 かたまっちぃ
⑤夕張市 夕張夫妻
⑥山形市 はなぽん
確かにどれも、「よる」っぽいイメージはあります。
ジロキッズはねずみ小僧なので、まあ、夜行性かなと。
イカール星人はなんか暗い感じなので夜っぽい。キャラデザインもやっつけな感じ。
よざくらパンダはさくらパンダの派生キャラで、そもそもご当地ゆるキャラではなくカネの匂いがプンプンする企業キャラゆえ、LINEとコラボしてるあたりがなんかヤダ。
かたまっちぃは、まさに繁華街キャラなので、よるキャラにふさわしい。
夕張夫妻は、夜というより「ダーク」、あるいは「ダークネス」。自虐すぎて笑えない。
山形市のはなぽんに至っては、今年の8月に生まれたてなので、公式サイトすらない。
花火だけに、夜っていうこと。ただ、生き物じゃないような。
やっぱり、上の6キャラとどこをどう比べても、ピカリャ~の圧勝は揺るぎませんね。
かわいさも、ジロキッズがやや完成された感がありますが、ピカリャ~がやはり現時点でナンバーワンです。
ピカリャ~のことを真面目に調べてみた
ピカリャ~のデザインと名前の由来
ピカリャ~は、ゆるキャラ界では結構先輩な感じで、生まれたのは2010年7月。
当然ピカリャ~の公式サイトもあります。
ピカリャ~オフィシャルサイト
ピカリャ~のデザインは公募により当時の小学生の案が採用され、ネーミングはおじさんの案が採用されたとのこと。
詳しいことは、公式サイトにあるので見ていただければよくわかります。
ちなみにピカリャ~とは、西表島のUMA(unidentified mysterious animal:未確認動物)として有名な、ヤマピカリャーから名付けられたとのこと。
で、やっぱりヤマピカリャー、気になります。
▼その想像図がこちら。
イラストなんで、書き方次第ですが、まあ写真とか標本がないのでなんとも言えません。
ネッシーみたいなものとも言えますが、西表島の守り神とも言われているようで、どちらかというと後者のほうがありがたい感じもしてピカリャ~の名前の由来にふさわしいとも思えます。
竹富島のことを、今後共世露死苦って感じで。
ピカリャ~のチャームポイント
説明不要の可愛さ。
特に、鼻と口が作り出す「兄」の字形状は、猫キャラの可愛さを醸し出す鉄板な表現と言っても過言ではありません。
目が微妙に離れていて、とぼけた感じなのも、親近感がアップする秘訣かもしれません。
それから、ピカリャ~も気付いていないのかもしれませんが、名札が「竹富島」を隠してしまっています。
ぜひ、名札がなくても誰もが「ピカリャ~」だとわかってくれる時が来て欲しいものです。
あまりまじまじと見ることのない、ピカリャ~の後ろ姿。
耳の裏側が白かったり、しっぽがボテッと太く大きくて、これも可愛さアップの秘訣か。
しっぽの重さに対する大人たちの工夫については、見て見ぬふりをしていただきたいものです。
ちなみにピカリャ~の好物は公式では島バナナとありますが、夕刊の記事では「ルートビア」も好物とのこと。
ルートビアは沖縄ではお馴染みの、アメリカンな炭酸飲料のことです。
私は飲んだことがないので多くを語ることができないのですが、おそらくコーラよりもドクターペッパーに近い飲み物ではないかと、想像いたします、ハイ・・・。
西表島で出迎えてくれたピカリャ~
▼西表島の港で出くわした、本物のピカリャ~。
▲観光客がピカリャ~の前を恐る恐る通りすぎる。
なぜなんだ!こんなにカワユイのに!!まったく。
▼ピカリャ~は子どもたちに大人気。
▲みんな一緒に写真をとってました。
ピカリャ~こそ、「よるキャラの中のよるキャラ」
ここまでピカリャ~と「よるキャラ」について書いてきましたが、改めてピカリャ~のよるキャラっぷりは素晴らしいです。
新聞の記事では、イリオモテヤマネコが夜行性なので、「よるキャラ」にピッタリだとありますが、イリオモテヤマネコのようで、ヤマピカリャーでもあり、夜行性というより「闇の生命体」の方がしっくり来ます。
こんなに可愛いのにね。
記事の締めくくりでは、絶滅が危惧されるイリオモテヤマネコたちの気持ちを代弁するピカリャ~は、心を寄せたくなる「寄るキャラ」でもある、とうまいこと言って落としています。
実際、西表島では島のあちこちにイリオモテヤマネコ注意の看板が立ち、交通事故に寄るイリオモテヤマネコの犠牲を減らす工夫をしていました。
ピカリャ~は町の観光宣伝部長ですから、西表島の観光客が増えることは嬉しいでしょうけど、観光客の運転するレンタカーによって命を落とすイリオモテヤマネコが後を絶たないことにも心を痛めていると思います。
ピカリャ~の活躍を見守りつつ、西表島で車を運転される方、特に夜間に運転される方は細心の注意を払っていただくようお願いしたい次第です。