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コスモライト並行輸入品2013は最新版だけあって、スンバらしい
今回購入に至ったサムソナイトのコスモライト2013並行輸入品と日本国内正規品との違いについて。
楽天のショップでの情報が結果的には正しかったというのが結論です。
まあ、違っていたらそれはそれで色々面倒なのでよかったですが。
国内正規品は実際にサムソナイトの正規店で見ましたし、コスモライト2013の並行輸入品はいままさにここにありますから、改めて違いを確認したいと思います。
コスモライト 重量・容量の比較
これはさすがに記憶で比べるのは難しく、公式情報での比較となりますが、コスモライト2013の方が軽く、容量も増えています。
モデルチェンジにより寸法も変わってるのですが、容量アップしても軽くなっているのが大変有り難い部分です。
コスモライト国内正規品:幅52cm × 高74cm × 奥行31cm 3辺合計157cm 容量:約88L 重量:3.4Kg
コスモライト2013並行輸入品:幅51cm × 高75cm × 奥行31cm 3辺合計157cm 容量:約94L 重量:2.81Kg
アメリカのサムソナイトのサイトでは、仕様が今回入手したものと異なるようです。
フランスのサムソナイトのサイトで、楽天で手に入る並行輸入品と同じ仕様であることを確認しました。
新品の時点では、てっぺんに「Made in Europe」と書かれたシールが張ってあり、ヨーロッパ製アピールがされています。
並行輸入品はヨーロッパ仕様なのではないでしょうか。
シールはダサいので、すぐに剥がします(笑)
コスモライト キャリーバー・バンジーコードの有無
バンジーコードの有無は検討時に大変悩みました。
公式サイトでは、バンジーコードに雑誌等を挟んで運べるような解説がありましたが、キャリーバッグにセットできるタイプのビジネスバッグを安定させるという意味合いもあるようです。
たしかに、1本形状だと、幅が広い物ほど不安定になります。
コスモライト2013並行輸入品は軽量化のためか、バンジーコードが無くなっています。
キャリーバーそのものが国内正規品に比べて細くなっており、強度上バンジーコードを付けられなくなったのか、バンジーコードそのものの存在価値が希薄だったためか。
正しい理由はわかりませんが、コスモライト75クラスの大きさのスーツケースには、上にバッグをセットする大きさではないので、今回の購入に際しては、無くても全く問題がないと判断し、むしろ軽量化の恩恵を受けようと決めました。
コスモライト ファスナー把手・TSAロックのマイナーチェンジ
ファスナーの把手部分とTSAロックの形状も、コスモライト2013並行輸入品の方がフラットデザインで、スマートかつシンプルです。
これも軽量化ゆえと考えられますが、結果的に飛行機のラゲッジエリアに積まれる際も他の荷物と接触しにくくなり、もちが良くなるのではないかと思います。
ただ、コスモライト国内正規品のファスナー形状の方が、TSAロックに把手を嵌めるときの力の入り具合がいいような気がしましたが、これは慣れればなんとでもなると思いますし、シンプル、フラットな見栄えと軽量化のほうがメリットがあると判断しました。
実際コスモライト2013並行輸入品のTSAロックを触ってみましたが、ロックがかかるファスナーの先端でなく、真ん中か、根元の方をテコの原理というか、ファスナーの把手全体をTSAロックの方に下げるイメージでセットすればうまくいくような気がしました。結果的に、これも並行輸入品で良かったと思います。
コスモライト 正規品と並行輸入品のカラーバリエーションの違い
カラーバリエーションは国内正規品とコスモライト2013並行輸入品では若干違いがあります。
国内正規品はブラック、シルバー、レッド、オレンジ、ブルーですが、コスモライト2013並行輸入品は、ブラック、シルバー、レッドまでは同じですが、残り2色はエメラルドグリーンとダークブルーの計5色となっています。
色は大変重要です。
これから、少なくとも10年は使っていこうという意気込みですから、多少安いからといって好きでもない色のスーツケースを買うのだけはやめようと思っていました。
実体験として、妥協して買ったものは結局使わなくなるという傾向があるからです。
また、気に入った色というのも大事ですが、大型スーツケースの色選定の基準として、「手荷物受取の際の見つけやすさ」も挙げられます。見
つけやすさを優先すれば、レッドやエメラルドグリーンが候補となりそうです。
また、広い空港や駅で人を見つける際にも、目立つ色のスーツケースを持っていれば見つけやすいというメリットもあります。
今回の購入では、国内正規品のカラーバリエーションよりも並行輸入品のカラーバリエーションの方が、魅力を感じ、今よりもおっさんになっても違和感なくお供に連れていける色としてダークブルーを選びました。
もともと、ブラックはゴキブリみたいだし、グレーはジジ臭いし、レッドは派手すぎで、ダークブルーとエメラルドグリーンしか残らなかったのですが、エメラルドグリーンもどうよ、ということで、ダークブルーを選んだというか残ったという感じですが、残った色が好みの色だったのでよかったとは思います。
ところで、手荷物受取の際の見つけやすさについては、目立つ色のベルトでもしておけば対策可能なので、見つけやすさより自分が好きな色を選びました。
コスモライト キャスター形状のマイナーチェンジ
キャスターもコスモライト2013並行輸入品の方が新仕様なわけなので、よくなっていると考え、深く検討しませんでした。
消耗品なので、タイヤ部分の交換は過去の経験を生かし、自分でやろうと思います。
並行輸入品であるがゆえに、正規料金での修理は臨むべくもないので。
国内正規品と並行輸入品の最大の違い 保証を受けられるかどうか
保証を受けられるかどうかは、人によっては重要なファクターとなりえます。
国内正規品にするか並行輸入品にするかを決定づける要素だと思います。
私は、サムソナイトの品質を信じて、並行輸入品で問題無いと決断しました。
数回の使用で壊れてしまったときは諦めるしかありませんが、壊れないかもしれないものに、数万円払うのもいかがかと。
これは、保険に大金を出すかどうかという問題と同じですね。安心を買うというか。
私は、並行輸入品であってもハズレを引かないとぞ、という根拠のない自信がありまして、品物代だけで安心は買えると割りきりました。
使ってみたらすぐ壊れて、高い修理代がかかるかもしれません。
もちろん、国内正規品で買っておいて故障し、正規品で良かった当パターンもあるでしょう。
国内正規品か並行輸入品かという選択は、正解がない、禅問答のようなテーマでいつも悩まされます。
付属のタグには保証のことも書いてありますが、正規ルートでの購入ではないため、問い合わせても無駄です(泣)
国内正規品とコスモライト2013並行輸入品の比較画像
わかりやすい比較画像は楽天サイトで見てもらえば手っ取り早いので、以下リンクからどうぞ。
外観を拝むの巻
梱包を解く際も、中身が軽いもんだから、ホイホイと向きを変えてガムテープを剥いだりできて本当にラクチンです。
で、肝心の中身はというと
ちゃーんとサムソナイトです(しつこいですがあたりまえ)
ファスナー
ちょっとファスナーの防水加減が心配だったんですが、かみ合わせ部分が隠れるような作りになっていて、水が染み込みにくいように見えます。
ほっとひと安心。
ちなみに、背中側もずっとファスナーが続いていて、蝶番の下を無理やり通せば360度、ぐるりとファスナーが開いてしまうのではと思いましたが、実際やって取り返しがつかなくなってもいけないので、実験しません。
ボディーはほんと、これで大丈夫なのというくらい、ベコベコ簡単にヘコミます。
かといって、潰れてもとに戻らなくなるという感じでもなく、不安と安心がない混ぜになった気分です。
実際に荷物を満載したら、良さがわかるのでしょう。
昔ながらの、超ハードな、いかにも中の荷物を守りますよ的な感じは、残念ながらコスモライトにはありません。
伸縮ハンドルは、正規品と比べて一段と細くなっています。
これも軽量化のためでしょう。
正規品はバンジーシステムが売りのようですが、結局最新の欧米版は軽量化を優先させたということが明らかで、バンジーシステムがなくてもそれほどユーザビリティを失わないと、サムソナイトも判断したのでしょう。
フラットハンドル
上部とサイドのハンドルはフラットになるタイプで、手を入れる際も、スッと入ります。
TSAロック
TSAロックも正規品よりもスリムになり、カッコイイと思います。ファスナーの持ち手もフラットになり、これもカッコイイ。
ケースの素材がカーヴという弾力のある素材で、TSAロックにファスナーの把手を止めるときにへこむので、ちょっとコツが要りますが、これも慣れればどうということもありません。先端部をグイグイ押し込めるというよりも、柄の方を持って遠くから置くような感じでセットすれば、うまくいくような気がしました。
それから、スーツケースによって、ロックの仕方は様々ですが、基本的にTSAロックの鍵穴は、空港の係の人が使うもののようで、ユーザーはダイヤルロックかカード式のロックで解錠するのが多いみたいです。
このコスモライト2013並行輸入品も、鍵穴はありますが、その部分ごとスライドすることで、ロックを解除します。
その時は当然、自分の設定したナンバーに合わせていなければなりませんけどね。
新品の証である、タグも、カーブ素材をアピールした物がついていました。
あんまり英語は得意ではないですが、「カーヴハ、カルクテ、タイヘンジョーブヨー、マフユデツメタークナッテモ、ダーイジョブヨー」って書いてあるんだと思います。
しかし、とっておいてもしょうがないので、捨てます(笑)
ネームタグ
ネームタグもついてます。
国内正規品では丸いカタチですが、コスモライト2013並行輸入品は丸みを帯びた長方形です。
平常時は記載事項は見えず、スーツケースが迷子になった時に実力を発揮するというシロモノです。
ただ、外側にぶら下げておくとちぎれて何処かへ行ってしまいそうなので、中の細長ポケットにでも入れておくのがいいかな、とおもったのですが、よく考えたらスーツケースが迷子になったときは簡単には開けられないわけですから、やはり外にぶら下げるしか無さそうです。
満を持して、コスモライト2013様、ご開帳です!
レーシングカーの如く、あらゆる無駄を排し、軽量化することに専念しています。
内装の色合いも、国内正規品とコスモライト2013並行輸入品では異なります。
国内正規品はブルー基調ですが、コスモライト2013並行輸入品はグレー基調となっています。
内部には、他のスーツケースではよくあるボワついた内張りもなく、外観通りの凸凹が内部にもそのまま現れています。
購入を検討している際に見た誰かのレビューで、内部の凹凸がそのまま洋服に模様をつけてしまい星1つマイナス、みたいなことが書かれていましたが、本当にそうだろうと思います。
でも、アイロンで形を付けてしまう程のものではないので、私はその点についてはあまり心配していません。
スーツケースに入れたらもったいないような高級な服も持ち合わせていないもので。
パーティションは片側だけネットで設えてあり、片方はゴムのベルトのみ。
開けるときは、TSAロックの付いている方を上にして開けないと、中身がこぼれ出てしまうかもしれません。
真ん中のヒンジの部分に申し訳程度の程長いポケット。
中に、人の名前を書いた紙が入ってました。
なんか、ホテルのルームメイクをした人が名刺を置いていくような、なんかそんな雰囲気です。
この人が、内装を一生懸命貼ってくれたのでしょう。
ありがとね。
一応inspectの意味を、Google先生に聞いてみたところ、「検査」という訳がしっくり来ると思います。
このカードの方が、出荷前の製品チェックをみっちりとしてくれたってことですね。
世の中には、商品と呼ばれるものがあふれていますが、最終検品者の名札を残してある商品はなかなか無いですよね。
何千万もする受注生産品の超高級車とかならあっても良さそうですが(一生縁がなさそうなので、死ぬまで真相は闇の中です)スーツケース一個一個に名札を入れてくれるなんて、製品に対する自信の現れと言えます。
これだけでも、サムソナイトにして良かったなと思います。
とはいえ、このポケットもなくてもイイのだろうとは思いますが、まあ、オマケといった感じで、あればあったでなにか細長いものを入れると思います。
ファスナーにも、さりげなくサムソナイトのロゴ。
まとめ
とにもかくにも、軽量化、軽量化と、軽量化が服を着て歩いているかのごとく、軽量化が施されています。
この徹底ぶりが潔くて、遠慮なく荷物を詰めようという気になります。
本体が軽いので、重量オーバーを気にする必要もないですし、持ち上げる際にもこの軽さの恩恵を受けまくるのを楽しみたいと思います。
早く、実際に使って、「コスモライトで良かったーー」って叫びたいものですね。